鳥貴族(3193)が上場後初の赤字転落!

鳥貴族は1月の優待銘柄として掲載しましたが、今回赤字となりました。業績と株価の状況を確認してみます。

鳥貴族店舗画像

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業績は下方修正 純利益は赤字へ

参考指標(2019年1月3日現在)
前回までの業績推移と予想数値

売上高営業利益経常利益純利益1株益(円)1株配(円)
単14.7*14,61669083141052.41.67
単15.7*18,6591,1181,082585573.33
単16.724,5091,5951,54798185.86記
単17.729,3361,4571,42696783.68
単18.733,9781,6811,61366257.28
単19.7予37,9501,7441,64574764.518
今回発表の数値
2019年3月10日現在
【業績】
売上高営業利益経常利益純利益1株益(円)1株配(円)
単14.7*14,61669083141052.41.67
単15.7*18,6591,1181,08258557.03.33
単16.724,5091,5951,54798185.86記
単17.729,3361,4571,42696783.68
単18.733,9781,6811,61366257.28
単19.7予35,864678608-356-30.738

売上高が379億円から358億円(94%)
営業利益が17.44億円から6.78億円(39%)
純利益が7.47億円から-3.56億円(-47%)

売り上げは新規出店効果で数字は保っていますが営業利益が急減しています。
厳しい数字ですね。

人件費等のコスト高を背景とした 28 年ぶりの価格改定を 2017 年 10 月に実
施したこと等から客数が減少し、店舗の収益力が低下するという結果となりました。

会社側は、2017年10月の値上げ、280円均一料金から298円への値上げが不振の原因としています。
それだけが要因とはいえないくらいの落ち込みです。

焼き鳥

焼き鳥居酒屋の競合激化

ワタミは、業績悪化から「三代目鳥メロ」に業態転換して復活しつつあります。もともと、居酒屋業態としては従業員レベルは高く競争力があったところに、ビール199円セールなど鳥貴族の均一価格を意識した価格戦略で対抗してました。

その他にも模倣業態が次々と現れてきています。

コロワイドの「やきとりセンター」やDINAMIXの「鳥二郎」、エー・ピーカンパニーの「やきとりスタンダード」など鳥業態の競争が激化してきた。
利益率の高い鳥料理は参入障壁が低い。

単一業態店が時代のニーズに合わなくなってきた

牛丼にこだわった「吉野家」も業績は厳しい。
単一業態店が時代に合わなくなってきたのかもしれない。

このブログでもご紹介していますが、複数の業態を展開する会社は元気がいいです。

DDホールディングスはコンセプトレストランを標榜し店舗ごとの個性を前面に押し出した出店戦略をとっています。
DDホールディングス(3073) おすすめ株主優待と株価分析 2月決算
160以上のブランドを展開し、店舗ごとの個性を前面に出した出店戦略が特徴です。

chano-ma


chano-ma

 

複数のレストランを展開するクリエイトレストランツ

居酒屋業態の「磯丸水産」やファミリーレストランの「かごの屋」など複数の業態を展開しています。
ショッピングセンターや駅ビル等の商業施設に、ビュッフェやフードコートを直営で運営しています。
また、近年ではM&Aも積極的に実施し、路面店やロードサイドへの出店にも力を入れています。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス (3387) おすすめ株主優待と株価分析

磯丸水産

これからの外食産業はこのようなローコストで多業態の展開をおこなう企業が中心になっていくのかもしれませんね。

外食評論家の、佐藤 昌司(さとう・まさし)さんは

店舗経営コンサルタントの佐藤昌司氏は、「鳥貴族を模倣した店が増えているうえに、一律280円から298円に値上げしたことで客離れが進んだ。回復のためには値段をもとに戻すしかない」と分析する

といっていますが、値下げはあまり意味がないと思います。
鳥料理は298円でも十分割安です。ただ、ジュースやおつまみはもっと柔軟な値付けをしてもいいのではないかと思います。

既存店の再教育も必要でしょう。

株価はどうなっている?

鳥貴族月足チャート

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高値からはかなり下げています。、この水準から赤字を織り込む必要がありますので当面浮上は難しそうです。

赤字転落で業績が厳しい鳥貴族ですが、大量出店の弊害もありますね。ここはじっくりと改革に取り組んでもらいたいところです。

 

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