現役グラビアアイドルながら、テレビ番組で株で儲けた額を「1000万円くらいかな」と披露し、一躍「株ドル」として脚光を浴びた杉原杏璃さん。
30万円で東京ドームの株を買ったのが株式投資デビューだったということなので、なんと10年間で30万円が1000万円になっています。
杉原杏璃さん略歴
杉原杏璃(すぎはらあんり)さんの略歴
- 1982年6月12日 生まれの37歳
- 広島県福山市出身
- 身長 157CM
- 3サイズ:89-56-80
- 血液型 A型
- 学歴 県立福山葦陽高等学校
19歳から芸能活動をスタート
高校卒業後19歳で上京。芸能事務所にはいって芸能活動を始めましたが、マネージャーが探してくるタレントの仕事でだけでは食べていくのは難しかったようです。
株式投資を始めたきっかけは・・・
田舎者だし、大学も行ってないし、水着を着るお仕事だし、周りの大人の人がちゃんと話をしてくれなかった。
どうせバカなんでしょ、かわいく笑っているだけなんでしょ、って。私がひがんでそう思っていただけかもしれませんが、疎外感が強くあったんです。
彼らといつかちゃんとお話ししたいなあ。にこにこ笑ってるだけじゃないんだぞ、って。そのためには株で…。
水着グラビアの仕事がいつまで続けられるのか不安もあったようです。また、大人との会話で「下に見られたくない」という意識があったとも言っています。
そんな杉原杏璃さんは株式投資を始めるだけでなく、仕事の幅を広げていきました。
2012年には広島県観光秘書に就任して積極的に広島県をアピールしています。
2015年に発表した自伝的小説『…and LOVE』が、2017年に自らの主演で映画化されています。
(映画のワンシーンより)
2015年9月に放送された『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)で、同年7月に引っ越したばかりという高級タワマンションをテレビで公開しています。
3LDK 150平米を誇り、年収1000万以上でなければ住むことは難しいと紹介されていましたが、
株式投資の利益も投入したのでしょうか?
最近ではローカル線の旅番組でも見かけるようになりました。
将来をしっかり考えていたのでしょうね。
2017年1月20日発売のDVD『Last Kiss~杉原杏璃ファイナルイメージ』でイメージDVDの仕事に終止符を打ったことで、グラビア活動からは卒業しています。
2018年10月、周防彰悟氏と結婚
その後、2018年10月26日、音楽出版会社の代表取締役の男性と結婚したことをブログで公表しました。
お相手は、芸能プロダクションのバーニング社長・周防郁雄氏の長男、彰悟氏ということです。
お金持ちと結婚しても投資を続けるの?
独身の時にインタビューでこのように答えています。
運用し続けます。元手が大きいとその分高額な株も買えますし。それが楽しくて、増やしたお金を使わないまま、一生を終えちゃうかも(笑)。仕事中にも動いてくれている、お金というパートナーがいるのが、一番便利だし安心できます。結局、旦那はいらないのかな…。そもそも、お金持ちの男性は、私がいなくても大丈夫って思っちゃう。逆に、お金目当てでもいいから、何で私がいないとダメなんだろうって思えるような、ほっとけない“ダメ男”の方がいいですね(笑)
グラビアアイドルにとどまらず、様々な活躍をされている杉原杏璃さんですが、投資に関してはどうなんでしょうか?
投資を始めたころのことをこのように話しています
ネット証券がはやっていたので楽天証券で始めたんですが、楽天市場でお買い物をするのとあまり変わらない感覚でした。
野球が好きなので東京ドームの株を買いました。優待チケットも欲しかったです。そんなに詳しく調べたわけではなかったんですが。
2005年で、私が23歳の時です。株にとってはすごくいい時期で、しばらくは順調でした。
1年目に、30万円が100万円になったんです。まあ、3年後に痛い目を見るんですが。
しばらくは順調に推移していた株式投資もリーマンショックに遭遇し、大幅な下落になったようです。
今あのクラスの暴落に遭ったら大変です。ゾッとしますよ。当時は損切りの知識すらなかったのでひたすら塩漬けで、東京ドームの株が回復したのは東京オリンピック招致が決まった2013年です。回復して売った時は、スカッとしました。
杉原杏璃さんの株式投資の手法は?
杉原さんの株式投資方法は、「デイトレ4割、中長期6割」とのことです。
銘柄選択は自分の好きな銘柄や関心のある分野の銘柄を買うようにしているようです。
ゲームが好きなのでゲーム関連株を買うことが多い。
ゲームが好きなので任天堂は4年前から持っています。ミクシィもかなり早くから持っていました。
今では高くて手が出せませんよ。
あと、最近は化粧品関連がいくつか。優待も魅力的なので。
銘柄1つで利益は平均200万円くらいでしょうか。年の利回りで4・5%取れたら、深追いせずに利益確定したいです。
かなり上がれば1年以内に利益確定することも。4・5%はそんなに難しいことじゃないんです。
それ以上は欲張らない。私には詳しい知識もないし、天井なんてわからないし、それで充分なんですよ。基本的に損切りはせず、戻るまで待ちます。
損切りは難しいです。あと、信用取引はしない。ネットの掲示板に書いてあることを信用しないで、自分で調べて納得がいったら買う。大きく儲けるというより大きく損はしない、と心がけているんです。後は、買うのはお昼まで。後場(午後から始まる株式相場)で買っていい思いをしたことはないんです。
月・金の9 時から30分間は株式市場の動きとにらめっこ。買いたくてもこの30 分間は自分との闘いで、がまんがまん。9時半になって、今日買うか売るかを考えます。
夜は11時頃からTVを見ながらですが企業名で検索をかけて買いたい株を調べたりで、2時間くらいすぐ経っちゃいます。会社のホームページのIR(投資家向け広報)も見ますし、PER(株価収益率)を計算してくれるサイトものぞきます。ホント、ざっくりなんですが。
チャートを正確に読めなくてもできますよ。短期の値動きに振り回されなくてかえっていいかも。入門書も買いましたが、専門用語ばっかりで最初はわからなかったです。
1日の最低株価と最高株価をノートにつけ、株価の動きのパターンを掴む勉強もされていたとのことで、勉強熱心な方ですね。
刻々と変動する株価をチェックし、デイトレで1回500万くらい買うこともあると語っていたこともありますが、チャートとにらめっこしているのもしんどくなってきたので、今後はデイトレの割合を減らしていきたいと考えているようです。
損失を出した銘柄は
そりゃ、ありますよ。たとえばJAL。2010年に経営破たんして株が暴落してひどい目に遭いました。ああ、なんでANAにしなかったのか! と。
でもそれだけじゃないんです。あと2つ、話題の会社に手を出してしまい。恥ずかしいけれど言っちゃいます。タカタと大塚家具。タカタは巨額のリコール、大塚家具はお家騒動。
ゴタゴタして値動きの激しい物に飛びついちゃうんですね。さすがに上場廃止にはならないだろう、どこかが救ってくれるだろう、っていう期待から。でも甘かった。
両方とも信じられない安値で手放していました。会社に問題が起きて株価が急落したら買いたくなるのが、私の悪い癖なんです。
リスクがあるのは避けるべきと、頭ではわかっているのですが、やってしまう。もう、反省するしか…。
多くの銘柄を持っていれば、急落に遭遇することもあるでしょう。
損切はしない。設定しないという投資スタイルであれば仕方がないところですね。
株式投資の目標は?
目標額は大きく5億です。40歳までに達成したいです。あっ、でもさすがに無理かな。50歳まででもいいです。夢ですよ、これは。でも、できるかもしれません。
もう株、それ自体が趣味になっていて、売る時の高揚感、その時に出るアドレナリンの虜(とりこ)になってるんです。だからとりあえず目標額はあるけれど、目的はないんです。補正下着の会社を立ち上げていますからそこに使うのかもしれませんが。それから最近、大阪に不動産は買いました。値上がりすると思って。
お金を次の投資に回すのが好きなんでしょうね。そんなに驚かないでください。いつのまにかこうなっていたんですから。とは言うものの、私もそれなりに頑張ったんですけどね。ホント、もう楽しくて…。
株をやってなかったら、と考えるとゾッとすることがあります。水着のお仕事っていつまでもできないし。「備えよ、常に」なんですよ。
目標は5億円とのことですが、ご結婚されたので今は変わっているかもしれません。
杉原杏璃さんの投資法まとめ
- 自分が知っている銘柄を買う
- 利回り4・5%取れたら、深追いせずに利益確定
- 基本的に損切はしない
- エントリーは午前中のみ。9時30分までにトレード方針を決定し午前中に売買。午後は売買しない
- 夜は2時間ほど企業分析したりや経済ニュースを見る
- 指標やチャートは参考程度にみる
杉原杏璃さんが教える「初心者が知るべき」5つの株式投資ルール
杉原杏璃さんが、新しく株式投資本を出版されました。
それに合わせて、初心者向けにアドバイスをしていますのでみてみましょう。
ルール1:新しい情報から関連会社を連想する
新しい情報に出会ったら、関連会社を連想すること。
都心の空き地で新たなビルを建てる看板を見かけたら、
どんなビルが建つのか?
請け負っている会社はどこか?
どんなテナントが入るのか?など連想してみる。
新しい展開をしている企業なら業績も上昇していく可能性が高い。
そこは買いチャンスになります。
ルール2:安定した会社への投資で利益はコツコツと
3~10%の利益が出たら売るほうがいい。
値動きは少なくても安定している大企業、例えば日経225に採用されているような大手に投資して、ある程度の利益が出たら、売って利益を確定するほうがいい。
ルール3:スマホとタブレットを使い分ける
スマホは売買用、タブレットは見る用と使い分けています。
スマホとタブレットの操作は、同じタッチパネルだが、画面の大きさが違う。
慣れていないと、操作ミスをすることは十分に考えられる。ひとつの入力ミスが、大きな損につながるため、注意したい。
また、1年や半年、月間、1日など一定期間の値動きが時系列で分かるチャートを見るには、画面が大きいタブレットのほうが便利だという。
ルール4:周囲の友人・家族も貴重な情報源です
まわりの友だちや恋人、家族がいる業界について聞くこと。
自分一人で得られる情報には、限界があります。
周囲には、それぞれの業界に詳しい人が必ずいるものです。
そこからネットにも載っていない情報を得て、研究すれば有効な投資先を見つけることができます。
ルール5:終わりよければすべてよし
途中で損が出ても、1年間のトータルでプラスになっていればOKということ。
買った価格より下がって、含み損になるのは、よくあることです。一喜一憂しても始まりません。
途中で損が出たとしても、『終わりよければすべてよし』くらいの気持ちになることが必要。
投資はメンタル面を鍛えることが大切です。
今回はグラビアアイドル出身ながら、株式投資で成功している杉原杏璃さんの投資手法を調べてみました。情報が断片的ですが、比較的しっかりとルール付けされているようです。株式投資をきっかけに、仕事の幅が広がったのもおおきなメリットですね。